雑考
デッサン…
あんな体力のいる仕事、社会人になってからやりたくない
なかなか時間がとれないので、どうしようかな、と。
そんなときに出会ったのが、
ボールペンで描くフィギュアデッサンでした。
石膏像のデッサンとは別の先生に教えてもらったんですが、
消せない線で描くと、一本一本意識して描くから、上達するのだと。
(要は、消せるボールペンや、修正ペンは封印するってことで。)
あとは、マンガ描くならマンガに近いもののほうが楽しいよね、ってことみたいです。
学生時代に、実際続けてみて実感したのは、
消せないから、そのうちあきらめがついて、そのうち描き終えられるのもメリットだということ。
描くことに臆病になっていた時期に、恩師から言われた言葉をなんとなく思い出す。
「誰に見せるわけでもない絵を、山ほど描け。
A4コピー用紙、一締め、一カ月かけずにきちっと描いてみろ。」
封をきったコピー用紙が、ほとんど使われないまま、
引っ越しの未開封段ボールの中にひとつ。
作業机の上に一つ。
絵を描くために仕事を始めたのに
おかしなことになってるよな、と。
いやいや、体力がない自分が悪いのです。
田舎の人こそ歩きましょうね。都会の人は、駅まで毎日歩いてるからね。