CLIP STUDIO のベクターレイヤーが便利だった件
夏の暑さにやられるままに、更新が滞ってしまってましたが…
なんとか、一枚、フルデジタルで人物画を仕上げました!
実は、デジ絵の練習をすると言ったら、
「似顔絵を描いてくれ」
と、友人から依頼がありまして。
「(なにがしかの)アイコンの画像にしたい」というのです。
締め切りもなんとなく設定してくれました。
ノーギャラとはいえ、不特定多数に見られる可能性のある、
私の手を離れて使われる、イラスト。
締め切りもある。
考えただけでお腹いたい。
でも、
何をするのも口だけでなかなかやらない
臆病で慎重派なリトル・チキンの私には、
丁度いい背水の陣具合です。
ほかの誰かに指摘してもらいながら、気に入ってもらえるまで修正するのは
なかなか骨が折れましたが、楽しかったです。
まだ本気出してないだけの人には、いい起爆剤になるのかもしれませんね。
なんやかんやで、人生初、下書き・線画から色塗りまで
全部、板タブで仕上げたイラストがこちらです↓
…半ば、友人が妥協して受け取ってくれたのは、納期が過ぎていたからです。ごめんなさい。
で、フルデジタルでお絵かきするにあたって、とてもお世話になったCLIP STUDIO のベクターレイヤー。
線画をピタッと閉じる工夫がいっぱいなので、バケツツールで色塗りするのをとっても楽ちんにしてくれます。
「ベクター消しゴム」で線画のはみ出した部分をなぞると、交点まで一瞬で消してくれます!
線と線の途切れているところをつないだり、線の太さを変えたりと、線画の修正・加工もお手の物!
何を言ってるか分からねえと思うが、ありのままを言ってみたぜ…(;´・ω・)
詳しいことは、ソフトの使い方をまとめてくれている創作活動応援サイトCLIPを参考にしました。
ただ、「ベクターレイヤー」のままだと「バケツツール」が使えないので、
線画をおこしたベクターレイヤーをコピー
↓
コピーしたベクターレイヤーの下に
新規ラスターレイヤー(いわゆる普通のレイヤー)を作成。
↓
「下のレイヤーに転写」をクリックして
ベクターレイヤーの線画をラスターレイヤーに写す。
という下準備をしてから色塗って、線画を直して、また色塗って、ってしました。
慣れてないのもありましょうが、
この胸像描くのに何日って単位で時間をかけてしまいました。
(たまたま仕事の連休がとれたときに、ガーっと描いた。)
なんというか、もっとうまい方法があるはず。
時間短縮のためのデジタル導入でもあるので、いろいろ調べて試してみたいです。
ただ今回、線画を仕上げるのはとっても楽でした。
今まで線画の途中で挫折してたのに…ありがとう、ベクターレイヤー。
おかげで、落書きでも色塗りまでするようになってきましたよ。
趣味に走りすぎた花京院典明ですみません。
線画を乗り越えられそうなので、次は全身で何か描いてみます。